河野太郎外務大臣が昨日の記者会見で「(開発のための)革新的な資金調達に関するリーディンググループ」への議長国就任を記者のみなさんにご披露しました。が、これを報じているメディアはありませんね。ともあれ、会見を紹介します。
◎冒頭発言
(1)新年挨拶
【河野外務大臣】あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。2019年,即位の礼,G20,TICAD,さらにラグビーのワールドカップ等,外国から多くの要人も来日される日程が目白押しでございますので,外務省としてもしっかりそうした機会を有効に活用して外交を進めてまいりたいと思います。
…中略…
◎今年の抱負
【NHK 奥住記者】今年1回目の会見ということで,今年の抱負を伺いたいのですが。特に日露交渉,日露平和条約交渉とか日韓関係,北朝鮮の諸問題について,どのように臨むのか。また最近,総裁候補としてよく名前が巷間あがりますけれども,そういったことも踏まえてどのような1年にしたいかお聞かせください。
【河野外務大臣】日露の平和条約交渉も始まりましたので,しっかりとまとめていけるように努力をしていきたいと思っております。日韓は様々,懸案が山積みでございますが,しっかりと両国関係を維持できるようにですね,早期にこの問題を解決してまいりたいと思います。
北朝鮮に関しましては,国際社会としっかりと連携をして,非核化ならびにあらゆる射程のミサイルの廃棄,そして拉致問題の解決に向けての努力をしていきたいと思います。
このたび革新的な資金調達に関するリーディンググループの議長に日本がなりましたので,このSDGsの達成のためのファンディング・ギャップを含め,こうした問題についてリーダーシップをしっかりととっていきたいというふうに思っております。
総裁候補と言っていただくのは非常にありがたいと思いますし,これはいつかしっかりと総理総裁になって自分の目指す政策の実現をしたい,これは政治家誰しもが思うことだと思いますので,いつの日かしっかりとやってみたいと思いますが,当面は自分のやるべき仕事が山積みでございますので,しっかりと自分の仕事をやってまいりたいと思います。
…後略…