2014.10.23
19日の『サンデーモーニング』で寺島実郎氏、国際連帯税を訴える
既に観た方もおられると思いますが、10月19日朝8時から放映されたTBSテレビの『サンデーモーニング』で寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)が出演され、国際連帯税の必要性を訴えられました。
この番組の最後に『風を読む』というコーナーがありますが、この日のテーマは『エボラ出血熱と世界経済』というものでした。ここで寺島実郎氏は、次のようにコメントしました。
国境を越えて行う経済活動にはコストがかかること、その何よりの証左がエボラ出血熱のような熱帯性感染症であり、このような問題に対処するために欧州では国際連帯税を先行して導入していること、「これこそが新しい政策科学論であり、新しい政策は新しい革袋【システム・仕組み】に入れなければならない」と述べられました。
また国境を越えて行われているマネーゲームを批判し、その取引に薄く広く課税する金融取引税そして再び国際連帯税の必要性を訴えました。
最後に、「実は先日私を座長とする国際連帯税に関する委員会の設立を記念して、青山学院大学でシンポジウムを行った。しかし、残念ながらマスメディアから一人も来てなかった。(メディアは)単に騒ぐだけでは無く、(拡大していく)感染症立ち向かっていく仕組みが必要になっていることを分かって欲しい」と述べられ、苦言を呈しました。
メディアのみなさんも、感染症問題のみならず、経済のグローバル化がもたらす負の影響、そして地球規模課題に対して関心を持ち、報道していただければと(寺島さんはじめ)私たちも切に思うところです。
◆写真左は、10月12日「第2次寺島委員会設立記念シンポジウム」で講演する寺島実郎氏(青山学院大学)。右はTBSのWEBでのサンデーモーニング紹介。