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国際ウェビナー「コロナ回復のために最富裕層に費用負担を」J・スティグリッツ/予定
2020.11.23
国際ウェビナー「コロナ回復のために最富裕層に費用負担を」J・スティグリッツ/予定

 S&G

 

金融取引税(FTT)を求める世界のNGO、シンクタンクが、「コロナ回復のために最富裕層に費用負担を」という国際ウェビナーを準備しています。メインスピーカーとして、ジョセフ・スティグリッツ:コロンビア大学教授、ジャヤティ・ゴーシュ:ジャワハルラール・ネルー大学(インド)教授の出演を要請しています。

 

この会合の主旨は次の通りです。「コロナ危機下にあって、緊縮財政に代わる経済的な代替策を探るため、または莫大な赤字財政を立て直すために、『手つかずの実質的な収入を生み出すであろう3つの強力な対処政策に焦点』をあてる」というものです。コロナ禍にあって、実体経済が大きく毀損し失業者が巷にあふれているにもかかわらず、世界の株価は高値を更新し、富裕層にばく大な収益をもたらしています。一方、GAFAなど巨大IT企業も満足に法人税を払わず独占的利潤をあげています。

 

コロナ危機にあって、国内での経済格差、先進国と途上国との経済格差がいっそう露わになってきています。経済格差は、教育格差に医療格差をもたらし、それは命の格差となって現れてきています。

 

さて、3つの「手付かず」の強力な対処政策とは以下の通りです。

 

1)最も裕福な企業と富裕層へ、特にコロナ危機で過剰な利益を上げたものへの課税を増やす。

 

2)金融取引税(FTT)を導入し、市場の自動化を利用して毎年数百億ドルの収益を上げる。

 

3)不正な金融フロー、特に富裕層の企業や個人による積極的な租税回避を取り締まる。これらのフローを捕捉することは、政府にとっても数百億ドルの追加資金を生み出すことになるだろう。

 

【日程】11月下旬を予定

【形式】zoomウェビナー形式

【主催/共催】Oxfam、Stamp Out Poverty(英国)、Public Citizen(米国)、Institute for Policy Studies(米国)

 

※会合の詳細が送られてきましたら、お知らせします。

 

◎ジョセフ・スティグリッツ

コロンビア大学教授、2001年「情報の経済学」に関する研究でノーベル経済学賞を受賞

 

◎ジャヤティ・ゴーシュ

ニューデリーのジャワハルラル・ネルー大学経済学教授、経済研究・計画センター所長

 

 

【 Having the wealthiest pay for Covid recover】

 

This international webinar concentrates on three strong policy prescriptions that would generate substantial, currently untapped, revenues, to underpin an economic alternative to austerity:

 

1. Firstly, increase taxation of wealthiest corporations and high net worth individuals, especially those who have made excessive profits from the Covid crisis.

 

2. Secondly, introduce Financial Transactions Taxes (FTTs) to generate tens of billions every year, utilising the automation of markets, which makes avoidance near impossible. All necessary technical work to implement FTTs was carried out following the last financial crisis.

 

3. Thirdly, clamp down on illicit financial flows, particularly aggressive tax avoidance by richest corporations and individuals. Capturing these flows would also result in tens of billions in additional funds for governments.