2024.08.07
【資料】セミナー「国連国際租税協力枠組条約設立の可能性を探る」
7月29日同上セミナーが開催されましたが、当日提案者が使用したパワポ資料を公開します。
1)報告1:「国連国際租税協力枠組条約の形成過程」
-金子文夫・グローバル連帯税フォーラム/横浜市立大学名誉教授
2)報告2:「国際租税協力枠組条約を巡る交渉の状況」
-青葉博雄・CNEO (Center for New Economic Order)
【若干の解説】
2023年12月、国連総会は決議78/230「国連における包括的かつ効果的な国際税務協力の推進」を採択し、国際租税協力に関する国連枠組条約の付託事項の草案を作成する権限を持つ特別政府間委員会を設立し、2024年8月までに委員会の作業を完了することを目指しました。
それで現在(本年4月26日~5月8日の特別委の第1回会議に続き)、7月29日~8月16日にかけて第2回会議が行われています。この会議に先立ち、枠組条約への付託事項(TOR)草案の改訂版が公表され、これに沿って議論されています。
青葉さんは、この草案内容において、そのまま「維持されるべき要素(守り)」と、さらに草案にはないが今後「追加されるべき要素(攻め)」を指摘しています。第2回会議で後者が多く盛り込まれることが期待されます。