2014.06.05
JPモルガン元取締役フラートンの高頻度取引批判(ガーディアン紙)
英紙ガーディアンでのJPモルガンの元取締役ジョン・フラートンの高頻度(超高 速度)取引に関する記事を和訳していただきましたので、お読みください。
◎忙しい方への超骨子文
(高頻度取引は)取引量を増加させることは市場が反応しショックを吸収するこ とを助けるのでいいことであるという反論がある。しかしこの論は取引量と流動 性を混同している。
投機者はアルゴリズムをやめ、(偽の)流動性を市場から引き揚げるので取引量は 危機の時には消えてなくなる。…この ことは実際の資金の投資家が防御にまわって撤退したり、ときにはパニックに陥っ て逃避する際に急落させる効果を引き起こしうる。もっとも必要な時に突如とし て市場は真の流動性が全くなくなる。
このことがなぜ私が…株式や債券やデリバティブ取引に課税する金融取引税を実行する11か国の欧州諸国の取組に調和した金融取引税やトービン税の支持者であるかということである。