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サンタマンOECD局長講演会「BEPSプロジェクト- 進捗と課題」
2017.09.26
サンタマンOECD局長講演会「BEPSプロジェクト- 進捗と課題」

OECDやG20はアップルなど多国籍企業の税逃れを防止すべくBEPS(税源浸食と利益移転)プロジェクトを開始しています。進捗状況と今後の課題について、その中心的役割を果たしているサンタマンOECD租税センター局長からじっくりお話を聞きたいと思います。

 

 

        「BEPSプロジェクト - 進捗と課題」

       講師:パスカル・サンタマン氏(OECD租税センター局長)

 

 日頃のご活躍に心より敬意を表します。パナマ文書が公開されて約1年半が経過しましたが、大企業や富裕者によるタックスヘイブン(租税回避地)を利用した税逃れの仕組みはいまも変りません。

 

 一部の大企業や富裕層が税逃れを図れば、もっぱら課税が一般市民に押し付けられることになり、公正であるべき税制を歪めてしまいます。また社会保障や教育など公共支出に必要な財源を奪い、財政の基盤を危うくしています。

 

 OECD(経済協力開発機構)やG20諸国は、アップルやスターバックスなど多国籍企業による税逃れに歯止めをかけるために、BEPS(税源浸食と利益移転)プロジェクトを開始し、一昨年秋に最終報告書を発表しました。現在、各国はその内容に沿って、国内法の改正や租税条約の改定に取り組んでいるところです。

 

 BEPS報告書の内容はあまり知られていませんが、私たちの生活に密接なかかわりのある問題であり、政府や企業任せにするのではなく、私たち市民がその内容や意義を理解し、監視していく必要があります。

 

 この度、講師としてお招きしたパスカル・サンタマンさんは、OECDの租税センター局長で、BEPSプロジェクトを推進してきた中心人物です。サンタマンさんはこのプロジェクトを成功させるためには市民運動の支えが不可欠と考えています。この機会にBEPSプロジェクトについて学び、ともに考えましょう。ご多忙とは存じますがぜひご参加くださるよう願います。

 

                                                  記
◎日 時: 2017年10月4日(水) 午前10時~11時30分
◎場 所: 参議院議員会館  B104会議室
◎主 催: タックス・ジャスティス・ネットワーク・ジャパン(TJN―Japan)
◎後 援: グローバル連帯税フォーラム、公正な税制を求める市民連絡会、民間税制調査会

◎申込み: info@isl-forum.jp から、お名前、所属(あれば)、ならびに「サンタマン氏講演会参加希望」とお書きの上、お申込みください。

  ※参加希望者は午前9時50分までに参議院会館ロビーにお集まり下さい。
  ※会場で通訳代として500円を徴収させていただきます(逐次通訳が入ります)。

【連絡先】 携帯電話 090-3598-3251 (田中)

 

◆講師紹介:
Pascal Saint-Amans(パスカル・サンタマン)
1996年からフランス財務省で税務畑を歩む。2007年からOECDで租税回避対策などに携わる。12年から現職、48歳。

 

◆チラシもご利用ください ⇒ PDF