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【ご案内】9.20トマ・ピケティ『21世紀の資本論』勉強会
2014.08.19
【ご案内】9.20トマ・ピケティ『21世紀の資本論』勉強会

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受付け締め切っています/ 今世界的にホットな話題となっているトマ・ピケティ著『21世紀の資本論』についての勉強会を行います。同書は700頁に上る大著ですが、このたび獨協大学の本田先生に講師になっていただき、同書の概論(全体の概略と論点)を軸に語っていただきます。ご関心のある方は、どうぞご参加ください。

 

。。。。。トマ・ピケティ『21世紀の資本論』勉強会 

。。~格差・不平等の歴史的根拠、グローバル富裕税は可能か?~        

 

。。・日 時:9月20日(土)午後1時30分~5時30分

。。・場 所:自治労(第1)会館2階「会議室A」

。。。。地図:http://www.jichirokaikan.jp/access.html

。。・講師:本田浩邦・獨協大学経済学部教授(現代アメリカ経済論)

。。・資料代:500円

。。・定員:30人(定員になり次第締め切ります)

。。・申込み:こちらのフォームから申し込みください。  ….http://urx.nu/b8fJ

。。※本田先生への質問については、「資料を読み当日行う」でも結構です。

 

まるで電話帳を2冊重ねたような分厚いピケティ本が、米国でそして欧州で飛ぶように売れ「ピケティ旋風」が吹き荒れているようです。日本ではまだ邦訳本が出ていませんが、いち早くマスメディアや週刊経済誌等でピケティと同本の紹介や特集号が組まれるなど、「プチ旋風」状態です。

 

なぜかくも話題騒然となっているのでしょうか?

 

「ピケティの本がすごいのは、(多くの人が指摘し、また皮膚感覚で感じている)格差が拡大しているという事象を、過去100年以上の統計データを使って、これが一過性の現象ではなく長期にわたるトレンドで、『富と所得の格差の拡大それ自体が資本主義経済に内在する』ことを実証して見せたことにある。これはこれまでの経済学の常識を覆す衝撃的な主張である」(『週刊エコノミスト 8/12・19号』吉松崇「ピケティ理論で知る資本主義の本質」)。

 

では、どんな常識が経済学を被っていたのでしょうか? また、それを覆した「 r(資本収益率)>g(経済成長率)」というピケティ理論の核心をどう理解すべきでしょうか?

 

結論として、ピケティは格差拡大を阻止し、再分配を推進する方策として、グローバル富裕税(所得と資産の両方への課税)を提案していますが、この税の実現可能性はありますでしょうか? また、こうした直接税ではなく、資産のフローである金融への課税=金融取引税は効果がないのでしょうか?

 

ともあれ、同本の概論につき、本田先生に縦横に語っていただきますが、時間を4時間取っていますので、事前に先生への質問等を準備しておいてください(申込みフォームに記入)。なお、同本の仏語版、英語版(ダイジェスト版含む)を読んでいない人は、ネットで読むことのできるものを下記に上げておきますので、どうか事前に読んできてくださるようお願いします。

 

■ピケティ:「21世紀の資本」イントロダクション

(キンドル版でのイントロ部分の邦訳)

http://median-voter.hatenablog.com/entry/2014/05/10/115302

 

■ニューヨークタイムスのピケティ関係コラム(ポール・クルーグマン「ピケティ・パニック」など—現代ビジネス)

http://gendai.ismedia.jp/search?fulltext=%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%B1%E3%83%86%E3%82%A3

 

■【日経新聞】ピケティ氏の陰鬱な「資本論」 ウォール街に警戒

米州総局編集委員 西村博之

http://www.nikkei.com/markets/column/ws.aspx?g=DGXNMSFK2400E_24052014000000

 

■【朝日新聞】(ザ・コラム)ピケティ熱 アメリカが愛する「マルクス」 有田哲文

http://www.asahi.com/articles/DA3S11213585.html

 

◆グラフは、日経新聞コラム「株価と格差の危うい関係 ウォール街も警鐘」より
http://www.nikkei.com/markets/column/ws.aspx?g=DGXNMSGN1800V_18012014000000