【ご案内】C7「公正な経済への移行」WG 国内立上げイベント

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C7「公正な経済への移行」ワーキンググループ立上げのご案内です。上記の広島県のサミット案内写真はクリックすると全景が現れます。

 

   ◆G7 広島サミット 首脳に向けての市民社会からの提言

C7「公正な経済への移行」ワーキンググループ 国内キックオフイベント

 

2023年5月、G7広島サミットが開催されます。国内外の市民社会は、これまでのG7、G20等と同様に、G7の公式なエンゲージメントグループ(各セクターからG7に政策提言を行うための公式グループ)として「C7(Civil 7)」を構成します。C7は、G7首脳会議や閣僚会議への政策提言を行なう他、2023年4月、G7に並行して市民社会による国際会議「C7サミット」を開催します。C7は政策分野によって6つのワーキンググループ(WG)に分かれています。「気候危機」「公正な経済への移行」「国際保健」「開かれた社会」「紛争と人道支援」そして「核のない世界へ」です。

 

従来から存在する貧困や格差に加え、コロナ禍やウクライナ戦争によって多くの人々の生活や命が脅かされています。そのほとんどが、これまで構築されてきた「経済システムとルール」に起因するものです。一握りの富裕層やグローバル企業に富が集中する一方、グローバル・サウスには富の分配はなされず、今や先進国(グローバル・ノース)においても格差が拡大しています。

 

経済という幅広い領域には多くのイシュー(課題)が含まれます。貿易、金融、税、ビジネスと人権、デジタル経済、債務、開発資金・・・それらを包括的に分析し、公正な移行・変革への提言を行なうのが「公正な経済への移行」ワーキング・グループです。G7の国だけでなく、途上国・新興国の市民社会、そして日本全国の市民団体・NGOの皆さんとともに、よりよい経済のあり方を議論し、G7の後の活動にも寄与するような取り組みを目指しています。本イベントは、日本国内の参加者に向けたキックオフです。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしております。

 

【日 時】2023年2月3日(金)18:30~20:30

【方 式】オンライン(Zoomウェビナー形式)

【対 象】G7広島サミットや、G7の市民社会によるエンゲージメントグループ「C7」による政策提言活動に関心がある方を含む市民社会関係者の皆さん

【主 催】G7市民社会コアリション2023

 

【参加お申込み】

以下フォームよりお申込ください。お申込み後、Zoomウェビナーリンクをお送りします。

https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_8K91ZZsWTTuolP0qGCxn3w 

 

【プログラム内容】

 

1、イントロダクション

 G7広島サミット、C7および「開かれた社会」WGの概要説明

 

2、公正な経済への移行ーー各分野からの問題提起

1)自由貿易が世界の人々の食、医療に与える影響

 内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉共同代表/C7「公正な経済への移行」WG国内コーディネーター)

 

2)ビジネスと人権

 若林秀樹(JANIC理事/THINK Lobby所長、ビジネスと人権市民社会プラットフォーム代表幹事)

 

3)デジタル化でかわる働き方・暮らし方ーウーバリゼーションから考える

 浦田誠(ITF 国際運輸労連 政策部長)

 

4)多国籍企業への課税をめぐる問題の展開

 青葉博雄(PSI(国際公務労連)東アジア事務所 所長)

 

5)新しい開発資金をどう確保するか 国際連帯税としての金融取引税

 田中徹二(グローバル連帯税フォーラム 代表理事)

 

3、ディスカッション、質疑応答 約50分

 

4、C7への参加の呼びかけ〉

 WG国内コーディネーターもしくはC7事務局より今後の活動への呼びかけをいたします。

 

※写真の左はCivil7のロゴ、右は広島県のHPより

「G7市民社会コアリション2023」と国際キックイベントのお知らせ

C7引継ぎ

 

5月に広島において開催されるG7サミットに向け市民社会から提言を含むアクションのためのプラットフォームである「G7市民社会コアリション2023」の活動についての報告です。

 

グローバル連帯税フォーラムはこのコアリションに参加するとともに、C7(Civil7)の分野別ワーキンググループ(*)の「経済正義と変革(Economic Justice and Transformation)」に所属しています。日本政府はもとよりG7に対して「新しい開発資金である国際連帯税としての金融取引税を実施せよ」と要求していきます。

 

 

「G7市民社会コアリション2023」設立(昨年5月)と目的など

 

・活動目的:首脳会合および関連閣僚会合の成果文書である宣言文に、市民社会の声が反映され、2030アジェンダが掲げる「誰ひとり取り残さない社会」の実現に貢献できるよう、議長国である日本政府を含むG7各国政府に働きかけること

 

・参加:団体会員(102団体)、個人会員(56名)<23年1月12日現在>

・共同代表(2名):

  木内真理子(特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン 事務局長)

  松原裕樹(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター 専務理事・事務局長)

・共同事務所(2か所):

  特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)

  一般社団法人 SDGs市民社会ネットワーク

 

・Webサイト: https://g7-cso-coalition-japan-2023.mystrikingly.com/

 

 

1月24日 C7日本キックオフイベント 

 

G7市民社会コアリション2023は、G7の公式エンゲージメントグループ(**)の一つであるCivil7(C7)事務局として、1月24日にC7国際キックオフイベントを開催します。このイベントでは、C7運営委員会より、今年のC7についてご説明し、また6つ設置されるワーキンググループの詳細を関係者で議論します。ワーキンググループへの参加は、G7諸国の関係者に限定されず、国際的な市民社会に広く開放されています。

 

■日時:2023年1月24日 (火) 日本時間21:00-23:00

■場所:Zoomミーティング

■使用言語:英語

■Program (*Subject to change depending on the availability of speakers)

 21:00 Welcome and introductions/Speech on G7 Agenda (tbc)

 21.20 C7 process & ToR of Working Groups

 21.30 Presentation of the Working Groups by Coordinators

 22.00 Breakout Discussions among Working Groups

 22.25 Reporting back to the Plenary

 22.55 Next Steps and Closing Remarks

 23.00 End of the session

■登録フォーム:https://forms.gle/AsrgydjW5EParYmh9

 

(*)C7分野別ワーキンググループ

1)気候・エネルギー・環境正義(Climate, Energy and Environmental Justice)

2)経済正義と変革(Economic Justice and Transformation)

3)国際保健(Global Health)

4)人道支援と紛争(Humanitarian Assistance and Conflict)

5)開かれた力強い社会(Open and Resilient Societies)

6)核兵器廃絶(Nuclear Disarmament)

※    C7分野別ワーキンググループへの登録フォーム

https://civil7.org/get_involved/

 

(**)エンゲージメント・グループ

G7サミットに対して社会の様々なステークホルダーからの提言を行う「エンゲージメント・グループ」という枠組みが設置されています。ビジネス・コミュニティ(Business7)、市民社会組織(Civil7)、労働組合(Labour7)、科学(Science7)、シンクタンク(Think7)、女性(Women7)、若者(Youth7)の7つのエンゲージメント・グループが、政策提言書を作成し、独自の「サミット」を開催します。