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『ニュースレター国際連帯・貢献税』第13号を全国会議員に配布

20142月からはじめた国会議員向けた月刊の『ニュースレター国際連帯税』ですが、20155月まで約1年間発行・配布を続けてきました。しかし、資金不足のために中断していましたが、この度クラウドファンディングによる支援で再開することができました。

 

今号では、ちょうど515日の参議院の決算委員会で、国際連帯税に関して「国際連帯税創設を求める議員連盟」の事務局長でもある石橋通宏議員が質問したところ、岸田外務大臣がかなり前向きの回答をしましたので、早速このことを宣伝することにしました。

 

★『ニュースレター国際連帯・貢献税』第13号を見る

 

国際(グローバル)連帯税とは、グローバル経済の下国境を越える経済主体に広く薄く課税して世界の貧困問題や地球環境問題などの解決のための資金にするということから、国際航空券、国際乗船券、旅券の3つを取り上げ、もし課税が実施されるなら税収がどれほどになるか試算してみました。これらの税制は徴税システム構築が比較的簡素で、したがって最小コストで課税でき比較的実施されやすい税制と言えるでしょう。

 

試算の結果は、年間600億円と少し、となります。これらの資金は、例えば、人の国境を越えた移動とそれに伴う感染症などのリスクに対する資金として利用することができます。

 

どうぞニュースレターをご覧ください(ニュースレターのタイトルを「国際連帯・貢献税」としましたが、これは外務省の税制要望で付けられたタイトルです)。

 

 

【ご案内】研究会「欧州FTT(金融取引税)の現状と課題」

『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクトの第2弾のご案内です。

 

 第2回研究会: 「欧州FTT(金融取引税)の現状と課題」

 

◎日時:6月11日(日)午後2時30分~午後4時
◎場所:文京区「アカデミー茗台7F・洋室」
    (東京メトロ「茗荷谷」駅下車・徒歩7分)
     地図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1995
◎講師:津田久美子(北海道大学法学研究科博士課程 日本学術振興会特別研究 DC1)
◎資料代:500円(会員、学生は無料)
◎申込み:「6.11研究会参加希望」とお書きのうえ、Eメールで申込みください。
      Eメール:info@isl-forum.jp  

 

<呼びかけ>
グローバル化した経済の下で、世界の貧困や地球環境問題など地球規模課題が山積しているにも係わらず、それらに対処すべき税制は確立していません。「地域社会成立のためには地方税があり、国家社会成立のためには国税があるように、グローバル化された社会にはグローバル税が必要である」(金子文夫横浜市立大学名誉教授)にも拘わらず。

 

また、一国的に見ても所得の再分配などの税制を一国で実施するには、富裕層のタックスヘイブンなどへの逃避という現実があり、自ずと限界があります。

 

そういう中で「グローバル税」のはしりとも言える、複数国の政府が共通の課税制度を実施する「欧州FTT(金融取引税)」導入プランは、まことに時代の要請する税制として世界的に注目を浴びました。

 

2011年9月欧州委員会は、FTT導入のEU指令案を提示し、2014年からEU全体での実施を準備しました。しかし、ただちに英国等の反対があり、13年には11カ国に縮小してのFTT導入をめざすことになりました。ところが、これも各国の金融セクターの反対やギリシャ債務問題等のユーロ危機もあり、その後10カ国での導入を大筋合意しましたが、今日に至るも技術的な詳細を詰めきれず実施できずにいます。

 

こうした状況にあって、欧州FTTについて何が課題であり行き詰まっているのか、そして今後の展望について、この間精力的に欧州FTTを研究してきた津田久美子氏に語っていただきます。

 

なお、津田氏は「『車輪に砂』: EU金融取引税の政治過程:二〇〇九~二〇一三年」 (1)(2)という論文を書いていますが、ネット上で見ることができますので、(1)(2)をクリックしてください。 

 

追伸.FTTは実施されればその税収が「数千億円~兆円単位」になるので、90年代から世界の貧困問題や地球環境問題の対策資金として国際機関、NGO等から提案されてきました。先の2015年COP21気候変動パリ会議では、海水面の上昇による陸地の減少など気候変動に対して最も脆弱な20カ国(V20グループ)は追加的な気候資金として金融取引税を要求していました。以下をご覧ください。

 

【guardian】Vulnerable nations unite to call for greater access to climate funds

 

V20グループとは、アフガニスタン、バングラデシュ、バルバドス、ブータン、コスタリカ、エチオピア、ガーナ、ケニア、キリバス、マダガスカル、モルディブ、ネパール、フィリピン、ルワンダ、セントルシア、タンザニア、東ティモール、ツバル、バヌアツ、ベトナム

 

◇写真は、気候変動に対し世界で最も脆弱な国の一つ、キリバスの太平洋島嶼国サウスタラワにいる少年たち。 写真:David Grey / Reuters (guardianより)

【速報】参議院決算委員会で石橋議員、国際連帯税につき質問

本日(15日)の参議院決算委員会で石橋通宏議員(国際連帯税創設を求める議員連盟事務局長)が国際連帯税につき質問を行いました(他にODA全般)。

 

・石橋議員:SDGsの資金ギャップは2.5兆ドルと言われている。資金を増やすには(ODAのほかに)国際連帯税や革新的資金調達メカニズムという構想もある。世界のリーダーとしての日本というなら、国際連帯税実現含め資金増を行うべき。

 

・岸田外務大臣:国際開発資金を確保するためには財政もさることながら、民間資金も含めた幅広い調達が必要。その中で国際連帯税も有力な手段であると外務省は認識している。平成22年度より外務省は税制改正で国際連帯税を要望し続けている。具体的にどうするかだが、昨年度外部のシンクタンクに具体的な制度設計につき委託調査してもらった。この調査結果を踏まえ、国民と関係者の理解を得るための努力をしていく。外務省としても私個人としてもぜひ国際連帯税導入に向け前向きにしっかりと取り組みを続けていきたい。

 

・石橋議員:委託調査の結論は3月に出ているが、次なるステップをどうするのか。大臣としての責任で次に進むことを確約すべき。

 

・岸田外務大臣:調査に制度設計をお願いしたのだから、その答えを踏まえながら具体的取り組みを進めていきたい。

 

詳細は、参議院インターネット中継の「5月15日参議院決算委員会」をご覧ください(2:12:16より石橋議員の質問)

5.7研究会「SDGsとグローバル連帯税を考える」報告

 研究会「SDGsとグローバル連帯税を考える」

 

57日東京医科歯科大学のセミナー室で第1回研究会「持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル連帯税を考える」を開催し、ちょうどセミナー室が満杯になる35人が参加し、熱い議論をたたかわせました。

 

冒頭、田中徹二・グローバル連帯税フォーラム代表理事が、「今回の第1回研究会はクラウドファンディングによる企画である。SDGsとグローバル連帯税のそれぞれの第一人者をお招きした。じっくりお話を聞き議論していただくことを期待する」とあいさつ。

 

さっそく稲場雅紀・SDGs市民社会ネットワーク代表理事と金子文夫・横浜市立大学名誉教授からSDGsとグローバル連帯税についてそれぞれ講演していただきました。当日使用したパワーポイント資料を送ります。

 

SDGsこの一年 そして今、すべきことは?」…稲場雅紀・SDGs市民社会ネットワーク代表理事

 

「グローバル連帯税の可能性」…金子文夫・横浜市立大学名誉教授

 

お二人のもっとも肝となる点を一つずつ紹介します。まず、SDGs17のゴール169のターゲットがあるが、これを二言で表わすと、①世界から貧困をなくすこと、②“つづかない世界”を“つづく世界”に変えること、と言える」(稲場氏)。

 

また「今日のグローバル化した社会において、地域社会には地方税があり、国家には国税があるように、グローバル社会にはグローバル税が必要だが、地球的規模の課題が山積しているにも係わらずそのような税はない。今こそ国民から地球市民へと意識転換させ、グローバル連帯税を目指さなければならない」(金子先生)。

 

講演の後パネル討論を行いました。この討論で質問意見が相次ぎ熱い議論をたたかわせ、予定時間を30分オーバーしてしまいました。

 

その中で、ひとつだけ議論の内容をお知らせします。

 

【質問】「一般の人の理解では、アフリカでは戦争や飢餓が続き、また政治的思惑もありいくらお金を出して支援しても(改善が目立たなく)虚しいと思われている。しかし、“(ODAやグローバル連帯税による)お金で解決する部分があるのだよ”という周知が必要だと思うがどうか」。

 

【稲場氏の答】ミレニアム開発目標(MDGs)はアフリカならびに途上国に教育、保健、ジェンダー等社会開発にお金を投入することによって(貧困根絶等をめざしたがそれが)どうなったか。実はアフリカでは圧倒的に紛争が減少してきている。現在熱い戦争が行われているのは、ソマリア、南スーダンそしてソマリアとナイジェリア北東部のイスラム聖戦が行われているところだけ。

 

かつては貧しさをバックに戦争が起きていて、例えば最貧国のアンゴラでは90年代から2003年まで延々と戦争を行っていた。シエラレオネでもリベリアでもその他でも。ところが、今日多くの国が戦争から脱却することができてきている。その結果、(資源価格高騰や先進国からの投資もあり)経済発展が全体のトレンドとなっている。つまり、(MDGs以降お金が投入されたことにより)実際に成果が上がっている。

 

これはHIV/エイズのことでも言えることであり、今や1600万人が治療を受けることができるようになっている。

 

一方、戦争が拡大しているのは中東地域であり、これは2003年の米国のイラク侵攻以降、中東の社会開発の取組みが全部ぶち壊された。MDGsの悲劇である。

 

いずれにせよ、(中東のような先進国の間違った政策がない限り)「支援金を投入することによって解決する部分が確かにある」のであり、このことを(日本社会に)きちんと伝えていかなければならない。(了)

国民の3/4が航空券連帯税に賛成:外務省・国際連帯税研究業務

外務省は「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計及び効果・影響の試算等」をテーマとした研究業務の結果をWEBサイト上で公表しています。これは、一昨年国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」達成という国際貢献のためにも国際連帯税は必要という立場から研究がなされたものです。

 

研究内容を見ますと、「検討対象となった課税方式」は、①航空券連帯税、②金融取引税、③炭素税、④旅券手数料への課税の4つです(他に出国時課税、マイル寄付制度を簡単に検討)。

 

詳細は報告文を見ていただくとして、面白いと思ったのは、「各案に対する評価」の項で航空券連帯税につきアンケートを実施した結果についてです。「国民の支持: アンケート調査では約3/4が定額税・定率税を支払ってもよいと回答(ただし国際連帯税に対する賛成は5割強)」というものでした。

 

税制の、しかも増税となることのアンケートですから、賛成が50%を切るのではないかと思われました。が、結果は約3/4も賛成(税を払ってもよい)とのこと! 実にうれしい驚きでした。

 

ともあれ、この研究業務の結果なども参考にしながら、グローバル連帯税についての活動を強めていく所存です。そのためにもファンド支援の方、重ねてお願いする次第です。

 

◎国際連帯税に関する外務省の研究業務  ⇒こちらをクリック

 

◎『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト (締切り:428日(金)23時まで)

 

なお、研究業務のあたり下記の研究会を設置し、検討を行いました。

 

「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計等に関する研究会」 

 ・会長:寺島実郎(一財日本総合研究所会長)

 ・会長代理:上村雄彦(横浜市立大学国際総合科学群教授)

 ・委員:金子文夫(横浜市立大学名誉教授)

 ・委員:國分俊史(多摩大学ルール形成戦略研究所所長)

 ・委員:望月爾(立命館大学法学部教授)

 ・委員:諸富 徹(京都大学大学院経済学研究科教授)

支援ファンド40万円達成!ネクスト・ゴールを設定します!

みなさま、グローバル連帯税フォーラムの田中徹二です。

 

みなさまからの温かいご支援で目標額の40万円を達成することができました!

 

3月30日にクラウドファンディング・プロジェクトを開始しましたが、友人、知人のみなさまはもとより、これまで会ったことも、メール等でやり取りしたこともない方からもずいぶんご支援を得て、ついに4月21日目標額の40万円に到達しました。まことに感謝の念に堪えません。ありがとうございました!

 

ところで、プロジェクト支援の募集は今月28日23時まで続きます。せっかくの機会ですので、さらに連帯税に関する世論へのアピールを強化するため、ネクスト・ゴール(50万円)を設定します。

 

プラスされた資金については、研究会の追加と国会議員へのロビイング活動強化のために使いたいと考えています。引き続きご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

 

『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト ⇒ ここをクリック!!

 

 

★写真は、多剤耐性結核治療を受ける女性(エチオピア)。UNITAID(ユニットエイド)が資金提供し新薬による治療が始まっています。ユニットエイドの財源の70%弱は14カ国で実施している航空券連帯税(グローバル連帯税の一種)によって賄われています。

 

⇒日本でも航空券連帯税が導入されれば、途上国の感染症に対して多大な貢献を行うことができます。

 

◎世界の結核状況

 

世界中で年間に960万人が新規に結核を発病し、150万人が結核で死亡。死亡率の95%以上が途上国で発生(WHO 2014年)。感染症としては、HIV/エイズに次ぐ死因の2番目の高さである。今日最近は「HIV感染合併結核」「多剤耐性結核」など、治療の困難な状況が現れている。

 

【ご案内】研究会「持続可能な開発目標とグローバル連帯税を考える」

クラウドファンディングによる支援を受けて、下記の通り第1回研究会を行います。ふるってご参加ください。

 

『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト 

 

   ◆◇第1回研究会◆◇
     「持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル連帯税を考える」

 

 ◎日時:5月7日(日)午後2時~4時30分(午後1時30分開場)
 ◎場所:東京医科歯科大学・M&Dタワー24Fセミナー室
     (JR・東京メトロ「御茶ノ水」駅下車徒歩5分)  キャンパスマップ       。。。。⇒「お茶の水門」からスロープを上り、左側の高い建物⑫の24階
 ◎講師:稲場 雅紀(一社 SDGs市民社会ネットワーク代表理事)
      金子 文夫(横浜市立大学名誉教授)
 ◎参加費:無料
 ◎申込み:「研究会参加希望」とお書きのうえ、EメールまたはFAXで申込みを。
       Eメール:info@isl-forum.jp / Fax:03-3834-2406
 ◎懇親会:午後5時~6時30分(会費2000円、同じ建物内で行います)

 

 

●NGO、協同組合、労働組合、経済界、学識者など各界でいっせいにSDGs取組みはじまった!

 

一昨年ポスト・ミレニアム開発目標(MDGs)として策定された持続可能な開発目標(SDGs)。貧困・格差問題、地球環境問題、平和構築問題、持続可能な経済成長など17の目標が掲げられ、途上国のみならず先進国も取り組むべき目標として設定されました。

 

SDGsは多岐にわたり、ともすれば総花的になる可能性もありますが、その中心をなす理念は「(地球上の)誰一人取り残さない」というものです。MDGsが主に途上国の貧困問題を対象にしていたことやその目標達成度合いが“半減する”という中途半端なものであったことを考えると、その理念は普遍的なものです。貧困や格差の拡大、気候変動による災害、そして虐待・暴力・差別に苦しんでいる人々などに対して大きな希望を与えるものです。

 

この間SDGs取組みの中心で活躍されてきた稲場さんから国内外のSDGs動向と課題について報告していただきます。

 

また、SDGs達成のためには年間数兆ドル(数百兆円)ものばく大な資金が必要です。これらの資金量をODAはもとより民間資金をもってしてもとうてい足りません。そこで新しい公的資金としてのグローバル連帯税が注目されています。グローバル連帯税研究の第一人者である金子名誉教授に、同税の現状と可能性につき報告していただきます。

グローバル連帯税、クラウドファンディング・プロジェクト立ち上げる

 イヴォンヌ・チャカ・チャカ

 

クラウドファンディングを利用した『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト開始!

 

世界は、グローバリゼーションに対する(ねじ曲がった)反動で排外主義的ポピュリストのうねりが渦巻いており、歴史的退歩がはじまった感がします。先のG20財務相・中央銀行総裁会合では、パリ協定(気候変動)や2030開発アジェンダ(SDGs)が共同声明から削られるなど、国際協力・協調による取り組みの後退が心配されます。

 

そういう中で、グローバル連帯税の活動も厳しいものがありますが、世界的にはさまざまな反貧困・不平等の運動が粘り強く闘われており、私たちも何とか活動を盛り上げていきたいと念じています。そこで今回クラウドファンディングに挑戦することにしました。

 

クラウドファンディングとは、ご案内のように、活動したい側のプロジェクトに対して、これに共感する一般市民が支援資金を提供するという新しい資金調達の方法です。グローバル連帯税フォーラムの今後のプロジェクトは以下のような内容です。

 

テーマ『貧困根絶!グローバル連帯税実現のため世論にアピールしたい!』プロジェクト-支援金応募予定:40万円

 

(1)持続可能な開発目標(SDGs)とグローバル連帯税、ならびにタックスヘイブンに関する研究会
(2)グローバル連帯税推進協議会(座長:寺島実郎日本総合研究所会長)提言書の小冊子化
(3)グローバル連帯税を実現するための国会議員へのロビイングを軸とした諸活動 ほか

 

支援要請は、3,000円コース、10,000円コース、30,000円コース、50,000円コースをご用意しております。

 

支援の仕方

 

次のURLからお入りくださり、「支援額とリターンの選択」以下所定の手続きを行う
https://readyfor.jp/projects/g-tax1968  

 

では、どうぞよろしくお願いします!

 

★写真は、「アフリカの発展と国際連帯税、金融取引税に関するシンポジウム」(2013年5月)でお話し、歌ってくれたアフリカの歌姫イヴォンヌ・チャカチャカさん

 

 

国際連帯税議連第1回総会報告>自民党三役をまき込んで実現へ!

議連総会

 

国際連帯税創設を求める議員連盟(会長:衛藤征士郎衆議院議員)の2017年度第1回総会が、昨日(3月28日)午前8時より衆議院議員会館会議室で開催されました。早朝にもかかわらず、国会議員9人、代理10数人、市民10数人が参加しました。

 

議題は、総会と(外務省委託)調査報告の2つで、とくに後者を巡って活発な議論が交わされました。

 

総会の方ですが、新たに横路孝弘衆議院議員が「顧問」に就任することになりました。横路議員から「私は世界連邦運動日本委員会(議連)の会長をしているが、日本委員会の主要な取り組み課題のひとつが国際連帯税だ。両議連の協力で導入を図りたい」とあいさつ。

 

●「連帯税に関する委託調査」報告>世論調査では70%強が税支払いを是認

 

調査報告ですが、「国際連帯税に関する平成28年度外務省委託調査」がまとまったので、事務局を務めた日本総合研究所の松岡斉所長ほかから報告されました(以下、コンテンツと内容については下記参照)。

 

調査書での重点課税方式項目としては、航空券連帯税、金融取引税、炭素税、旅券手数料への課税の4つが挙げられています。報告で面白いなと思ったのは、「国民の支持」調査で、航空券連帯税につきアンケート調査では「4分の3が定額税・低率税を支払ってもよい」と回答したことです(国際連帯税に関しては賛成が5割強)。

 

なお、この調査書については、来週外務省のWEBサイトに掲載されると相星孝一・地球規模課題審議官から報告されました。

 

●「自民党三役を議連に加入させ実現めざす」と衛藤会長

 

2017年度の取組みについて、衛藤会長と石橋事務局長からそれぞれコメントが述べられました。

 

衛藤会長からは、「自民党税調で前年度ようやく国際連帯税につき“長期的検討課題”まで来たが、その後が続かない。業界の抵抗も激しい。しかし、我が国の外交政策での影響力拡大や国際貢献は待ったなしで、連帯税の実現は欠かせない。この際、自民党の三役である二階(幹事長)、細田(総務会長)、茂木(政調会長)の各議員をこの国際連帯税議連に参加してもらうように働きかける。これは私が責任をもって行う」との決意表明が述べられました。

 

石橋事務局長からは、「これまで議連は短期的には航空券連帯税を、中長期的には金融取引税を要求してきたが、このたびの調査報告も参考として、さらなる連帯税要求の多様化・具体化を図っていきたい」とまとめられました。

 

 

※平成28年度開発援助調査研究業務
「国際連帯税を導入する場合のあり得べき制度設計及び効果・影響の試算等」の骨子

 

1、 調査目的
・SDGs達成という国際貢献のためにも国際連帯税は必要
2、 調査方法…略
3、 検討対象となる課税方式等
・航空券連帯税、金融取引税、炭素税、旅券手数料への課税の4つを重点的に検討
4、 本報告書において検討した制度案
・各課税方式につき、①納税義務者、②課税対象、③課税標準、④税率・税額、⑤価格への転嫁の可能性、⑥税収の使途、⑦税収等シュミレーション、⑧関連する法律、当を分析。
5、 各案に対する評価
・アンケート調査、ヒアリング調査等を通じて、①目的税として導入される場合の正当性、②技術的側面からの妥当性等、③関係業界への影響、④国民の支持、の観点からの評価を行った。
6、 各案の実施に向けて必要と考えられる調査事項等
・次の3点。①国際的影響力拡大の観点から制度設計等をさらに深化させること、②徴税等の実務プロセスの詳細把握を行うこと、③グローバル化に対する責任と義務を果たし、国際貢献につなげる施策としての位置付けの再検討を行うこと。

以上

2018年度税制改正へ:3月28日国際連帯税議連第1回総会開催

国際連帯税創設を求める議員連盟の2017年度第1回総会が、下記の通り開催されます。これを皮切りに12月の(2018年度)税制改正大綱決定まで長~い運動がはじまります。ぜひ市民と国会議員とがスクラムを組みグローバル(国際)連帯税実現に向けてがんばっていきましょう。総会の報告をお待ちください。

 

         国際連帯税創設を求める議員連盟 2017年度第1回総会

         

          ・日  時:2017328日(火)800845

          ・場  所:衆議院第一議員会館B1F 第3会議室

          ・議  題:1.総会:2017年度役員体制、2017年活動方針について、他

                2.「国際連帯税に関する平成28年度外務省委託調査」について

                          一般財団法人日本総合研究所 松岡斉 所長 

 

                                     国際連帯税創設を求める議員連盟

                                        会  長 衛藤征士郎

                                        会長代行 藤田 幸久

                                         会長代理 斉藤 鉄夫

 

外務省は、昨秋より「国際連帯税の在り方に関する有識者会議」を立ち上げ、調査を実施しておりましたが、この度、その報告書が公表されました。…その内容と提言についてご説明いただき、その上で、国際連帯税導入実現のための今後の議連活動について議員間で意見交換させていただきます。…以下、省略…

     

 

《参考資料》

【共同通信】外務省「国際連帯税」で提言へ ODA財源確保、影響力低下懸念

 

 外務省は、削減傾向にある政府開発援助(ODA)を巡り、新たな財源として期待している「国際連帯税」の在り方に関する有識者会議を発足させた。3月までに提言をまとめる。外務省幹部が14日、明らかにした。国際貢献の切り札と位置付けるODAの財源が十分に確保できなければ、日本の影響力低下を招くとの懸念が背景にある。政府や与党に慎重論も根強く、世論を喚起したい考えだ。

 

 国際連帯税はフランスや韓国が既に導入しており、それぞれ徴収した税金を途上国支援に充てている。国際機関を経由して後押しするケースもある。

 

◆写真は、2010年11月に開催された議員連盟総会